失踪宣告と相続放棄
先に失踪宣告を受けなければならない
相続放棄をしたいものの、行方の分からない人がいる場合、失踪宣告をすることになる場合もあります。
相談をして失踪宣告を受けるために必要な手続きをしないと、相続放棄が出来ない場合もあります。
相続放棄をするためには、その人が死亡しているか、失踪したと判断された時点でなければなりません。
従って失踪宣告を受けることが先であり、その後で相続放棄の手続きをします。
先に失踪宣告を受けるための手続きをします。相談をすれば方法を教えてもらえるようになり、相続放棄まで考えられるようになります。
失踪宣告には1年くらいかかると言われているので、それまでに相続放棄の相談をしておき、受けた後で相続放棄が速やかにできるようにしておくと便利です。
相談をしていけばある程度はわかるようになり、早めに相続放棄が出来るようになります。
時間がかかることとなるため、先に失踪宣告を受けて、その後で相続放棄の手続きに踏み切ることが大切です。
相談をすることで手順が分かるようになりますし、失踪についても手続きをしてくれて、更に相続放棄も行いやすくなります。
後は認められるまで、相続放棄の相談を続けることです。
宣告を受けたら速やかに全員の放棄をする
相続放棄は相続人全てが行うこととなります。
相続放棄をする場合は、自分だけではなく、他の方にも声を掛けて行うようにしてください。
相談をする際は、他にも相続放棄をしたい方がいると話をすれば分かってもらえます。
失踪したことが完全に認められた段階で、全ての方が相続放棄を行って、確実に相続されない状態を作っておくのです。
失踪している場合、相続放棄をした方がいいケースもあります。
これは借金を持っている可能性が高く、多額の債務によって逃げてしまった可能性があります。
相続放棄をすればその債務も消えることとなりますので、まずは失踪していることを確認し、その後で相続放棄をします。
相談をすれば手続きにかかる期間等も考えられるようになり、早めに手を付けることだって可能です。
相続放棄を考えている時は、なるべく相続放棄をするための手段を色々と見ていくことと、少しでも早めに相続放棄が出来るように、準備をしておく必要があります。
相続する方が多いのであれば、全員分の相続放棄を検討して実行できるようにしておきます。
相続放棄の話を親類で行い、相続放棄を行う決意を持ってください。
1年以上必要なのでゆっくり考える
相続放棄をしたいとしても、認められるまでに相当時間がかかるので気を付けてください。
相談を受ければわかると思いますが、相続放棄までに結構時間がかかり、相談を何度も行うことになります。
無料で相談できる場合もあるので、相続放棄までの道筋を付けていくこととなります。
失踪が認められるまでに1年以上必要ですし、相続放棄をするために更に時間がかかります。
相談をしていく時間も多くなるため大変ですが、相続放棄をするためには仕方ないことです。
失踪が認められない限り相続放棄の手続きに踏み切れませんし、失踪していることの調査が長引けば更に時間がかかります。
そのため相続放棄までに時間がかかっても、ゆっくり考えて行動をしてください。
相談を沢山して、相続放棄がバッチリできるようになれば完璧です。
相続放棄の手続きを速やかに行って、全員が余計なものを相続しないような形を作ってください。
そのためには弁護士への相談と、失踪していることを証明して貰うこととなります。
相続放棄までの道のりは長く、相談も多いのですが、相続放棄をするためには長いスパンで考えることとなります。
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